京都大学
2009 年 8 巻 2 号 p. 92-95
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熊野古道中辺路において歩行者の撮影写真に基づき,1.地道表面と周囲の植生,2.維管束植物の部位,3.林床の蘚苔類・キノコ類・シダ類,4.大径木,5.動物,6.水の動態と形状,7.光といったシークエンス景観の景観構成要素と歩行者の関係性について考察した.自然の機微な動きや対照性の観察体感が歩行者のもつ着眼点として理解され,それらが歩行者の非日常性の体験を誘発し,感動を保存し伝達したいという撮影注視動機に結び付くことが見出された.
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