2011 年 9 巻 4 号 p. 154-157
本研究は、外国人観光客に対する情報案内サインの問題と方向性を考えるために、浅草地域を対象に実態調査を行ったものである。案内サインを観光情報、交通情報、特定場所の指示情報、注意喚起などに分類し、場所については、外周地域、及び内部地域として、それぞれ道路タイプと広場タイプに分類して、言語タイプ別に実態を把握した。結果は、ピクトグラムの活用、マップ、禁煙ポイ捨てなどの情報が多く確認されたが、スペース不足などにより内部地域での情報の少なさや、詳細な観光情報の外国語表記の少なさが顕著となった。