2022 年 37 巻 2 号 p. 91-96
変形性膝関節症患者は、膝装具装着により関節位置覚が改善することが報告されているが、面ファスナーの締め具合を示す装着圧力には着目されていないことが多い。装着により局所圧迫の神経生理学的な効果が得られているため、装着圧力を高めることにより、さらに関節位置覚が改善する可能性がある。そこで、本研究は変形性膝関節症患者を対象に膝装具の装着圧力に着目し、関節位置覚に与える影響を検証した。結果より、膝関節屈曲60°においては、High PressureがControlと比較して有意に低い値を示した(p < 0.05)。軟性膝装具の装着圧力を高くすることにより、関節位置覚が向上する可能性が示唆された。