本研究の目的は、装具ユーザの満足度に影響する、ユーザが装具を有効と感じる要素と、装具自体や装具提供に関する一連のサービスへのニーズを明らかにすることで、ユーザ視点に基づいた装具の製作および装具提供におけるサービス品質の向上につながる知見を得ることであった。装具ユーザおよび装具使用中止者へのインタビューデータをSteps for Coding and Theorizationの手法によって分析し、得られた理論記述を分類し内容を解釈した。その結果、ユーザが装具の効果を認識する要素、装具自体に対するニーズ、装具提供サービスに対するニーズが明らかとなった。本研究の結果に基づいた、装具および装具提供サービスの改善によって、ユーザの満足度の向上が期待できる。