1993 年 20 巻 2 号 p. 82-86
臨床実習指導者(SV)の臨床実習生の評価を再検討するため,臨床実習を終了後の理学療法を学ぶ学生を対象に,臨床実習の評価に関する意識調査を行った。289名の学生から回答が寄せられ,次の事柄が明らかとなった。
1)実習生が「重視してほしい」と望む評価項目と「SVが重視している」と実習生が感じた項目には,隔たりがあった。
2)SVの行なった臨床実習学生の評価について不満に感じている学生も多かった。
3)特に「態度面での評価が正当ではなかった」と感じている学生が多かった。