理学療法学
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平成23年度研究助成報告書
変形性膝関節症における単脚支持移行期の運動学的評価
―モーションレコーダ,3次元動作解析装置,表面筋電計を用いて―
合津 卓朗徳田 一貫羽田 清貴田中 泰山吉田 研吾
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2013 年 40 巻 2 号 p. 128-129

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抄録

本研究は,モーションレコーダ,3次元動作解析装置,表面筋電計を用いて,対照群と変形性膝関節症群での片脚立位動作時における単脚支持移行期のバイオメカニクス的特徴を明らかにし,運動療法の指標とすることを目的に行った。その結果,変形性膝関節症群は,対照群と比較して大腿直筋筋活動が有意に大きく,立脚側股関節内転角度が有意に小さかった。このため,変形性膝関節症群は片脚立位動作時に股関節内転による単脚支持移行が困難であることが示唆された。そのため,変形性膝関節症に対する理学療法として,大腿直筋の筋活動を抑制し単脚支持移行期において,股関節内転に伴う荷重対応を促すアプローチが必要であると考える。

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© 2013 公益社団法人 日本理学療法士協会
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