理学療法学
Online ISSN : 2189-602X
Print ISSN : 0289-3770
研究論文(原著)
慢性の非特異的腰痛患者に対する4 種のストレッチングの介入効果
─初回評価におけるdirectional preference によるサブグループ化の検討─
山口 正貴高見沢 圭一原 慶宏後藤 美和横田 一彦芳賀 信彦
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2017 年 44 巻 6 号 p. 440-449

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抄録

【目的】6 ヵ月以上持続している慢性の非特異的腰痛患者に対する4 種のストレッチングの介入効果を,初回評価におけるdirectional preference(以下,DP)の有無で比較することで,初回評価のDP がストレッチング治療におけるサブグループ化の指標になるかを検討すること。【方法】初回評価でDP を認めた症例41名,DP を認めなかった症例32 名に分類し,週1 回の介入と4 週間のセルフエクササイズを指導した。介入前後でVAS,ROM,SF-36,JOABPEQ,ODI を評価した。【結果】いずれの項目も群間には有意差を認めず,2 群とも介入前後で全項目に有意な改善を認めた。【結論】慢性の非特異的腰痛患者に本ストレッチングを施行する場合,初回評価のDP の有無にかかわらず,疼痛・身体機能・精神機能すべてに有効性を認めたことから,今回の一定の条件下では,本ストレッチングの成果にDP の有無は関与しない可能性が示唆された。

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© 2017 日本理学療法士学会
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