理学療法学
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HONDA 歩行アシストの継続使用による脳卒中片麻痺者の歩行変化
渡邊 亜紀川井 康平佐藤 浩二宮崎 吉孝伊藤 寿弘森 照明
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論文ID: 10932

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抄録
【目的】本研究の目的はHONDA 歩行アシスト(以下,歩行アシスト)を用いた歩行練習が歩行速度とバランス機能,ADL の改善を促進するかを明らかにすることである。【方法】平成23年6月~平成24年8月までに当院回復期リハビリテーション病棟に入院し歩行アシストを用いた歩行練習を実施した者(以下,実施群)20名と平成22年5月~平成23年5月までに当院回復期リハビリテーション病棟に入院し,通常の歩行練習を実施した者(以下,非実施群)20名を対象とし,4週間後の快適歩行速度,TUG,BBS,FIM の得点を比較した。【結果】実施群,非実施群ともに4週間後の快適歩行速度,TUG,BBS,FIM の得点は有意に向上した(p<0.05)。一方,実施群と非実施群の変化量の比較では,快適歩行速度のみ実施群で有意に大きかった(p<0.01)。【結論】歩行アシストを用いた歩行練習は快適歩行速度の向上効果があることが示唆された。
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© 2016 公益社団法人 日本理学療法士協会
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