抄録
健康成人19名を対象に,注意需要の指標であるプローブ反応時間を測定し,自転車エルゴメータ駆動時負荷強度とペダル回転数の変化により,至適ペダル回転数を求めた。方法では,運動強度は40,60,80,100,120 wattsにそれぞれペダル回転数20,40,60,80,100 rpmの条件で,プローブ反応時間を測定した。それぞれの運動強度のプローブ反応時間は回転数を要因とした分散分析の結果,有意な主効果がみられた。また,各ペダル回転数間を多重比較検定(Tukey-Kramer検定)した結果,80,100,120 wattsにおいて各ペダル回転数間で有意差を認め,プローブ反応時間は60 rpm時が最小値を示した。したがって,至適ペダル回転数は60 rpmであることが推察できた。