理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
研究論文
ひずみゲージを用いた足把持力測定器の開発
村田 伸甲斐 義浩田中 真一山崎 先也
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2006 年 21 巻 4 号 p. 363-367

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抄録

本研究は,筆者らが開発した足把持力測定器とその測定器から得られる計測データについて紹介した。本測定器は,ひずみゲージを用いることによって,最小0.1 kgからの足把持力と足把持力の最大値到達時間が計測できる。計測データの紹介は,健常成人男性16名(平均年齢22.3±5.5歳)の左右32肢を対象に行った。対象者の足把持力は平均17.4±4.5 kgであり,最大値到達時間は0.66±0.26秒であった。また,測定値の再現性は,足把持力がICC = 0.953,最大値到達時間がICC = 0.723であり,臨床場面での使用に十分に耐え得る再現性を有することが示唆された。

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© 2006 by the Society of Physical Therapy Science
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