理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
研究論文
地域在住高齢者の開眼片足立ち保持時間と身体機能との関連
村田 伸甲斐 義浩溝田 勝彦山崎 先也弓岡 光徳大田尾 浩武田 功
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 21 巻 4 号 p. 437-440

詳細
抄録
本研究は,地域在住高齢者男性21名(平均年齢70.7±5.4歳)を対象に,開眼片足立ち保持時間,上下肢筋力,柔軟性などの測定と転倒歴の調査から,開眼片足立ちで30秒間保持できることの臨床的意義について検討した。片足立ち位での保持が30秒間可能であった11名と不可能であった10名を比較すると,足把持力は30秒間保持可能群が有意に強かったが,握力,足関節背屈角度,柔軟性には有意差は認められなかった。また,本研究における転倒経験者は,すべて30秒間の片足立ち保持が不可能な者であり,片足立ち保持が30秒可能な者には,最近1年間に転倒した者はいなかった。これらの結果から,地域在住高齢者男性において,開眼片足立ちが30秒間保持可能であれば,転倒を予防できる可能性が示唆された。
著者関連情報
© 2006 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top