2009 年 24 巻 3 号 p. 463-466
〔目的〕平成19年度と20年度前期定期試験において,定期試験成績向上に学習意欲が影響を及ぼしたかを検討した。〔対象〕某A専門学校理学療法学科学生(101名)とした。〔方法〕平成19年度および20年度前期定期試験を基に各学生の偏差値を算出した。また,定期試験の直前に学習意欲に関するアンケートも実施した。ここで,定期試験において成績が向上した学生と低下した学生とについて,学習意欲アンケート結果との関係を多重ロジスティック回帰分析にて検討した。〔結果〕外発的動機づけと精神的健康度が有意な説明変数として抽出された。〔結語〕今後,学習意欲を向上させることの出来るような対応の検討を行っていきたいと考えた。