理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
健常若年者における下腿最大膨隆部の位置の同定
西田 裕介加茂 智彦赤尾 吉規桂山 幸穂良知 佳保里久保 晃
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2009 年 24 巻 4 号 p. 539-542

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抄録

〔目的〕本研究では,下腿最大膨隆部の位置を明確にすることを目的とした。〔対象〕対象は,健常な10~20歳代の日本人102名(男性50名,女性52名)とした。〔方法〕下腿長は腓骨頭下端から外果中央までを測定し,その間に1 cm間隔にて印を入れた。その部位の周径を測定し,下腿最大膨隆部の位置を同定した。〔結果〕下腿最大膨隆部位において,男女間に有意差は認められず,下腿最大周径は,男性が有意に大きかった。〔結語〕以上の結果より,10~20歳代の若年健常成人では,筋肉や脂肪の量に関係なく,下腿長に対して,これらが蓄積される部位はある程度一定であることが明らかとなった。

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© 2009 by the Society of Physical Therapy Science
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