理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
最高酸素摂取量(peak VO2)と局所筋機能との関係
内山 圭太寺田 茂宮田 伸吾松井 伸公三秋 泰一
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2010 年 25 巻 3 号 p. 391-395

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抄録

〔目的〕運動耐容能の指標である最高酸素摂取量(peak VO2)に最も強く関与している局所筋機能を検証した。〔対象〕健常男性30名(平均年齢:22.9±2.1歳)とした。〔方法〕対象者に心肺運動負荷試験を課した。運動負荷には自転車エルゴメーターにて30 Watt/分のramp負荷運動を用い,呼気ガス分析からpeak VO2を測定した。同時に近赤外線分光法にて外側広筋の筋酸素動態測定を行い,脱酸素化レベルを算出した。筋力は膝関節屈曲90度での最大等尺性収縮にて測定し,筋持久力は最大筋力の30%の負荷で等張性膝関節伸展運動にて測定した。統計学的分析は重回帰分析を行った。〔結果〕脱酸素化レベルと筋力が有意な説明変数として選択され,その標準化偏回帰係数はそれぞれ0.442と0.347であった。〔結語〕peak VO2に強い関与を示す局所筋機能として脱酸素化レベル,筋力が選択され,この両者を向上させるプログラムがpeak VO2の向上に効果的であることが示された。

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© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
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