抄録
〔目的〕学生が臨床実習直前に抱く不安要因を明らかにすることである.〔対象〕鹿児島県内養成校1校の理学療法学科・作業療法学科の4年生となる学生151名とした.〔方法〕CSポートフォリオ分析を用い,アンケートの回答から不安につながる要因を割り出した.〔結果〕学生が,臨床実習直前に抱く不安要因として,「レポート作成」,「検査・測定」,「質問を受ける」,「治療・訓練」,「リスク管理」が抽出された.〔結語〕今回の結果は,学生による個別の利用者の担当,独力での評価と治療およびレポート指導への偏重に起因する,セラピスト界で一般的だと考えられている臨床実習方法に対する学生のイメージを反映するものである.