抄録
〔目的〕要支援・要介護者における在宅運動の実施に影響を与える要因を明らかにすることである.〔対象〕介護老人保健施設Aにおいて通所リハビリテーションを利用する要支援・要介護者86名であった.〔方法〕調査者と調査対象者による半構造化面接を実施.調査項目は,a)対象者の属性,b)在宅運動の実施および非実施理由であった.〔結果〕在宅運動の実施人数における差異が認められた変数は,主疾患であった.在宅運動の実施に影響を与える要因としては,促進要因およびバリア要因ともに4のカテゴリー,および8のサブカテゴリーが抽出された.〔結語〕要支援・要介護者における在宅運動の実施に影響を与える促進要因およびバリア要因が特定され,今後は,抽出された要因を基に効果的な介入方略の開発が必要である.