理学療法科学
Print ISSN : 1341-1667
原  著
慢性腰痛症における多裂筋筋硬度の左右差について
生方 瞳霍 明丸山 仁司
著者情報
キーワード: 慢性腰痛症, 筋硬度, 多裂筋
ジャーナル フリー

29 巻 (2014) 1 号 p. 101-104

詳細
PDFをダウンロード (511K) 発行機関連絡先
抄録

〔目的〕腰痛の有無および疼痛側と非疼痛側を比較し,腰痛と多裂筋の筋硬度の関係を調査することを目的とした.〔対象〕健常成人(以下,健常群)6名と一側に慢性腰痛を持つ者(以下,腰痛群)11名とした.〔方法〕L5棘突起より2.5 cm側方の多裂筋を筋硬度計にて測定した.〔結果〕健常群に比べ,腰痛群の筋硬度は疼痛側,非疼痛側共に有意に低値であった.腰痛群では非疼痛側に比べ,疼痛側の筋硬度は有意に高値を示した.〔結語〕疼痛側の多裂筋は筋スパズムを発生させ疼痛が生じ筋力低下と筋萎縮を呈しており,非疼痛側の多裂筋は代償的に弛緩しているため,疼痛側だけでなく非疼痛側へもアプローチする必要があることが示唆された.

著者関連情報
© 2014 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事

閲覧履歴
関連ジャーナル
Journal of Physical Therapy Science
feedback
Top