抄録
〔目的〕理学療法学科(PT)3年次末での学習および生活面の満足度を東日本大震災(以下震災)発生から3年間の変化を出身地域も考慮して明らかにすること.〔対象〕国際医療福祉大学PTに所属し震災発生の平成23年4月に3年生で学年末に調査へ協力の得られた98名と同24,25年に3年に在籍した計292名.〔方法〕入学から3学年末までを振り返って学習と生活面の満足度をvisual analogue scaleで調査した.また,福島,宮城,岩手,茨城県出身者を震災該当地域出身者として他地域出身者と満足度を比較した.〔結果〕発生年の学習満足度のみ他の年と比べ有意に低かった.生活満足度は学習に比べ高かった.出身地域による異なる傾向は認められなかった.〔結語〕震災の影響は翌年から回復していたと考えられる.