理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
変形性膝関節症患者における基本動作能力と日常生活活動の関連性
藤本 静香藤本 修平太田 隆金丸 晶子
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2016 年 31 巻 2 号 p. 239-245

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抄録
〔目的〕変形性膝関節症(膝OA)患者の基本動作能力と日常生活活動(ADL)の関連性を検討した.〔対象〕保存療法中の膝OA女性30名とした.〔方法〕基本動作6項目:片脚立位,立ち上がり,歩行,段差昇降,膝立ち,身体をかがめる,とADL7項目:重い物を運ぶ,掃除,炊事,外出(公共交通機関の利用,買い物,友達の家を訪ねる),物を拾う,靴下着脱,トイレ動作,を評価し,正準相関分析を用いてこれらの間の関係を検討した.〔結果〕第1正準変量ではすべてのADLに立ち上がり,歩行,段差昇降の動作が影響していた.第2正準変量ではADLの友達の家を訪ねることに,立ち上がりと歩行が正,段差昇降が負の関係をもっていた.〔結語〕膝OA女性では,立ち上がり,歩行,段差昇降がADLに強く影響する.
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© 2016 by the Society of Physical Therapy Science
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