2016 年 31 巻 2 号 p. 265-268
〔目的〕入試形態の違いによる,入学生の学習意欲の関係について調べることとした.〔対象〕某A専門学校理学療法学科学生1年生88名とした.〔方法〕入試形態は,AO入試,高校推薦入試,社会人入試,一般入試の4つに分類した.また,入学後に対象に対し,学習意欲に関するアンケートを実施した.次に,入試形態ごとの入学生の学習意欲の関係について,Kruskal-Wallis検定にて調べた.〔結果〕学習意欲のうち,精神的健康度と対人関係スキルについては,社会人入試での入学生の方が高校推薦入試での入学生よりも有意に高かった.〔結語〕本研究の結果により,入試形態と学習意欲を基にした早期よりの学生指導が可能になると考える.