理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
人工膝関節全置換術後患者の身体活動量と運動機能,疼痛,破局的思考との関係
北西 秀行木下 和昭中 雄太米田 勇貴大八木 博貴石田 一成柴沼 均
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 32 巻 1 号 p. 97-100

詳細
抄録

〔目的〕本研究は人工膝関節全置換術(TKA)後4 週の患者の身体活動量と運動機能,疼痛,破局的思考との関係を検討した.〔対象と方法〕対象はTKAを施行された31例とした.測定項目はTKA後4週の身体活動量と運動機能(等尺性膝関節伸展筋力,SS-5,TUG),疼痛,破局的思考とした.〔結果〕身体活動量と術側と非術側の等尺性膝関節伸展筋力,SS-5,TUGとの間に有意な相関が認められた.身体活動量と疼痛,破局的思考との間には有意な相関が認められなかった.〔結語〕TKA後4週の身体活動量は運動機能と関係することが示唆された.

著者関連情報
© 2017 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top