抄録
〔目的〕血管内皮機能の指標である血流依存性血管拡張反応(以下,FMD)および低血流依存性血管収縮反応(以下,L-FMC)に着目し, 急性的な電気刺激が血流依存性の血管調節機能に与える影響を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕健常成人男性8名.被験者の右前腕に対して30分間の電気刺激介入を行い, 介入前後で右上腕動脈のFMDおよびL-FMCを測定し,介入前後で比較した.〔結果〕FMDとL-FMCは介入により増加を示したが有意差は認めなかった.一方,FMD+L-FMCは介入前と比較して介入後に有意に増加を示した.〔結語〕急性的な筋への電気刺激は血流依存性の血管収縮・拡張能に影響を与える可能性があるが,今後電気刺激の設定について更なる検討が必要である.