抄録
〔目的〕ハイハイ動作の変化から運動学習過程を検討するために,ハイハイ動作分析基準を開発し,その信頼性を検証した.〔対象と方法〕乳幼児1名の約6ヵ月間のハイハイ動作を記録した動画を資料とし,10名の検査者(経験者群4名,初見群2名,トレーニング群4名)で2回ずつ分析基準を用いたコード化を行い,コードの検査者間および検査者内一致度,さらにバリエーション数についても信頼性を確認した.〔結果〕初見群を除き,コードおよびバリエーション数の一致度ともに十分な信頼性を確認した.また,事前にトレーニングを行うことで信頼性が増すことが示された.〔結語〕開発した手法の客観性が示唆された.