理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
症例研究
脊髄梗塞により神経障害性疼痛を呈した1症例
—TENSによる鎮痛効果の検討—
清水 陽介
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2017 年 32 巻 2 号 p. 335-341

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抄録
〔目的〕脊髄梗塞後の疼痛および痺れ感に対し,Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation(以下,TENS)を用いて除痛効果を検討すること.〔対象と方法〕対象は,後脊髄動脈梗塞後に脊髄梗塞を発症し神経障害性疼痛を伴った1症例.方法はTENSを用い,電極配置部位を左L3,L5領域のデルマトーム上に配置し,周波数は変調周波数,刺激強度は対称性二相性パルス,50 μsec,感覚レベル刺激を用いて30分/日で3日間施行した.〔結果〕1日目TENS後,左L3,L5領域の疼痛,痺れ感ともに除痛効果が認められたが,2日目,3日目ともに即時効果,持続効果は認められなかった.〔結語〕TENSにより即時効果を得る一方でTENS後に神経の異常興奮を惹起する可能性がある.
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© 2017 by the Society of Physical Therapy Science
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