抄録
〔目的〕異なる姿勢で,複数のローカル筋がどのように働いているのかを検討する.〔対象と方法〕対象は若年健常男性28名(年齢22.4 ± 1.9歳).第2,5腰椎部多裂筋(LM(L2),LM(L5)),脊柱起立筋(ES),腹横筋(TrA),内腹斜筋(IO),外腹斜筋(EO)の右側の姿勢別筋厚を超音波画像診断装置を用いて測定した.〔結果〕LM(L2)は臥位,座位,立位の順で有意に筋厚が増大した.LM(L5)は,臥位・座位より立位で有意に筋厚が増大した.ES,TrA,IOは臥位より座位・立位で有意に筋厚が増大した.EOの筋厚は主効果が認められなかった.〔結語〕姿勢の相違による体幹筋厚の変化は各筋により特徴が存在することが示唆された.