理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
クリニカルクラークシップの実践に対する調査報告
永井 良治中原 雅美森田 正治下田 武良岡 真一郎鈴木 あかり濱地 望池田 拓郎金子 秀雄高野 吉朗江口 雅彦柗田 憲亮
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2017 年 32 巻 5 号 p. 713-719

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抄録

〔目的〕臨床実習指導者を対象に,クリニカルクラークシップ(CCS)の取り組みに対する意見をまとめ,今後のCCS型臨床教育の捉え方を検討するための資料とすること.〔対象と方法〕4年目以上の理学療法士60名を対象に,自己記入式質問紙を用いたアンケート調査を実施した.〔結果〕実習形態については,診療に参加させながら学生の成長を促すことができるとの回答が多かった.しかし学生は受身的な取り組み姿勢で,チェックリストを埋めることに意識が向きやすいことが示された.学生の理解度の把握については理学療法全体に関する理解の指導方法が課題になっていることが示された.〔結語〕現在のCCSの取り組みが明らかになった.学生の取り組み姿勢や指導方法については,臨床実習指導者と連携して検討していきたい.

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© 2017 by the Society of Physical Therapy Science
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