抄録
〔目的〕地域在住高齢者の立ち上がり動作時での座位姿勢から離殿直前の体幹前傾位までにおける,脊柱アライメント・可動域の男女差を明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,地域在住高齢者47名(男性15名,女性32名)とした.測定肢位は,立ち上がり動作前の直立座位・slump座位と離殿直前の体幹前傾位の3条件とした.スパイナルマウスを用いて各条件の脊柱アライメント・可動域を計測した.〔結果〕各条件で女性が男性より仙骨傾斜角が前傾していた.直立座位と離殿直前で,女性が男性より腰椎弯曲角度が前弯していた.条件間の脊柱可動域に有意な差はなかった.〔結語〕女性は,男性に比べて各肢位で骨盤前傾していると示唆された.