理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
ストレッチポール上の体幹筋の収縮様式の違いが側腹筋厚に及ぼす影響
木伏 和貴鈴木 麻美長島 七海高嶋 弥生岡部 泰樹根本 裕太畠山 太良村上 信人豊田 淳屋嘉比 章紘石坂 正大
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 33 巻 3 号 p. 541-544

詳細
抄録

〔目的〕ストレッチポール上における運動が側腹筋厚に及ぼす影響を明らかにする.〔対象と方法〕運動器疾患のない健常若年者44名を対象とし,超音波画像診断装置を用いて,腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋の側腹筋厚を計測した.計測は,背臥位およびストレッチポール上で行い,安静呼気,最大呼気,ドローイン,ブレイシングの4つの運動課題とした.〔結果〕側腹筋厚は,内腹斜筋・腹横筋において,ポール条件と体幹運動で交互作用がみられた.ストレッチポール上での運動では筋厚増加がみられ,ドローイングとブレイシングが最も筋厚を厚くする課題であった. 〔結語〕ストレッチポール上で体幹運動課題は側腹筋厚を増加させる効果があった.

著者関連情報
© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top