理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
変形性膝関節症患者のシミュレーション的解析を用いた膝関節内反モーメントと側方剪断力の減少
大見 武弘山田 拓実
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 33 巻 6 号 p. 883-886

詳細
抄録

〔目的〕目的は,シミュレーション的解析により膝関節メカニカルストレスを減ずるための歩行修正の知見を得ることとした.〔対象と方法〕変形性膝関節症女性患者9名を対象に三次元動作解析装置とフォースプレートを用いて歩行解析した.シミュレーション的解析は筋骨格モデルソフトを用いて側方床反力を20%減少させた.解析前後で外部膝関節内反モーメント(KAM)と側方剪断力(LJRF)を比較し,それぞれの減少率と各パラメータとの間で相関分析した.〔結果〕解析後にKAMは6.3%,LJRFは15.9%減少した.KAMの減少率は歩行時膝内反角度と有意な負の相関を示した.〔結語〕シミュレーション的解析は, KAMやLJRFを減少させるメカニズムの解明に役立ち, 予防指導や歩行修正の根拠として用いられる可能性が示唆された.

著者関連情報
© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top