2019 年 34 巻 2 号 p. 205-209
〔目的〕臨床実習指導者(指導者)が指導に関して困ったこと(困惑)について客観的に把握することを目的とした.〔対象と方法〕42施設の理学療法士を対象とし,任意に回答要請し,質問紙調査を行った.〔結果〕困惑した内容は,第1位「学生の資質の問題」,第2位「指導に自信がない」,第3位「学生の問題がつかみにくい」であった.また,自由記載より得られた回答はテキストマイニング分析を行った.その結果,上位5番目までの頻出語は,「学生」,「指導」,「レポート」,「わかる」,「実習」であった.さらにレポート指導に関係した特徴的な頻出語との強いつながりや,幾何的図形による単語の関係性を示すことができた.〔結語〕指導者が感じた困惑の把握は,理学療法教育の質の向上に必要であることが示唆された.