2019 年 34 巻 4 号 p. 435-440
〔目的〕歩行時の前足部(足趾骨,中足骨)における床を押す力と時間のパターン(床押パターン)の分類方法の提案をすることを目的とした.〔対象と方法〕健常男性9名を対象とした.右末節骨底(母趾,中趾,小趾)と右中足骨頭(第1,第5)で床を押す力ベクトルを計測した.計測した27試行(対象者9名×3試行)をクラスター分析のWard法で分類した.〔結果〕左右成分は3群に,前後成分および鉛直成分は2群に分類できた.また,前後成分に着目すると,27試行中23試行(約85%)が同じ床押パターンとなった.〔結語〕歩行時の前足部における各部位の床を押す力ベクトルを分類した.特に前後成分に着目することで,全試行の約85%が類似した前足部の床押パターンを示した.