理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
CroweⅠ形成不全性股関節症に対し人工股関節全置換術 (DAA-THA)を実施した患者における 術後歩行自立に影響する術前因子の検討
三浦 正和村田 和弘椎木 栄一田中 浩
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2020 年 35 巻 1 号 p. 73-76

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抄録

〔目的〕人工股関節全置換術前方アプローチ(DAA-THA)術後14日目の歩行自立の可否を決定する術前因子の明確化を目的とした.〔対象と方法〕対象はCroweⅠ形成不全性股関節症で初回片側DAA-THAを実施した女性53例とした.術後歩行自立は杖の使用を問わず,Timed Up and Goテストが13.5秒未満,50 m連続歩行が可能,担当理学療法士が歩行自立と判断の3項目すべて満たした患者を歩行自立,満たすことができなかった患者を歩行非自立とした.身体機能を含めた術前因子を独立変数,術後歩行自立の可否を従属変数とし多重ロジスティック回帰分析を実施した.〔結果〕多変量解析で術前10 m歩行時間のみ有意差を認め,cut off値は13.4秒,感度0.714,特異度0.935,AUC 0.845となった.〔結語〕CroweⅠに限定し術後歩行自立の可否を決定する術前因子を抽出した結果,術前10 m歩行時間となった.

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© 2020 by the Society of Physical Therapy Science

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