理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
冠動脈バイパス術後患者の離床プログラム 実施中における自律神経系活動の変化
氏川 拓也森沢 知之中島 真治北條 悠坂口 太一吉鷹 秀範古我 知成
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 35 巻 1 号 p. 67-72

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抄録

〔目的〕冠動脈バイパス術後1~2日目の離床プログラム実施中の心拍変動解析から自律神経系(ANS)活動の変化を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕待機的に冠動脈バイパス術を施行した15例を対象とした.手術前後の背臥位,端座位,立位における交感神経活動(LF/HF)と副交感神経活動(HF)の変化を検討した.〔結果〕手術後,手術前に比べ安静時のLF/HFが有意に上昇し,HFが有意に低下していた.手術後の離床プログラム実施中は,安静時と比較しLF/HFは有意に上昇し,HFは低下した.しかし,背臥位から立位へ姿勢を変えても,LF/HFとHFの変化率には,手術前後で有意な差を認めなかった.〔結語〕姿勢変化によるANS活動の変化率が手術前と同程度であれば,離床を順調に進められる可能性が示唆された.

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© 2020 by the Society of Physical Therapy Science

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