理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
気管支拡張薬の吸入技術指導に関する実態調査
─指導方法と多職種介入が吸入エラーに与える影響─
大松 峻也髻谷 満山根 主信髙尾 聡大野 一樹川原 一馬吉田 直之千住 秀明
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2020 年 35 巻 2 号 p. 193-198

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抄録

〔目的〕本研究の目的は,吸入指導の実態を調査し吸入エラーと指導方法との関連を明らかにすることである.〔対象と方法〕吸入療法を行う48名を対象とする横断研究とした.アンケートにて,過去に受けた吸入指導回数,実演指導の有無,吸入指導者の職種,使用している吸入薬,吸入器経験数を調査し,併せて吸入エラーと指導方法との関連を検討した.〔結果〕指導方法は実演指導が54.2%を占めた.実演指導群では,非実演指導群と比較し有意に多職種が関わっており,指導回数も多かった.吸入指導を2回以上受けた群は,1回のみの指導群より有意に吸入エラーが少なかった.指導職種数と吸入エラーの有意な関連は認めなかった.〔結語〕複数回の吸入指導は吸入エラーを減少させるが,多職種による吸入指導の方法はさらなる検討が必要である.

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© 2020 by the Society of Physical Therapy Science

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