2020 年 35 巻 6 号 p. 831-835
〔目的〕圧迫刺激量の違いによる大腿直筋の筋硬度,最大等尺性膝伸展筋力への影響を検討した.〔対象と方法〕対象は下肢および脊柱に既往のない男性30例とした.方法は20 mmHg,60 mmHg,90 mmHgの圧迫刺激前後で,超音波診断装置を用い筋硬度,最大等尺性膝伸展筋力,疼痛を測定した.〔結果〕筋硬度は20 mmHgの圧迫刺激後で有意差を認めた.筋出力は90 mmHg圧迫刺激後と比較して20 mmHg圧迫刺激後で筋出力向上の傾向が見られた.疼痛は90 mmHg圧迫刺激後で,有意に高い値を示した.〔結語〕大腿直筋に対する圧迫刺激量は20 mmHgが疼痛を伴わず,筋柔軟性および筋出力向上に寄与すると考えられる.