2021 年 36 巻 1 号 p. 29-34
〔目的〕運動機能向上にはinternal focus(IF)指示よりもexternal focus(EF)指示が効果的である.しかし,対象者の熟練度が低い場合や,継続的な介入においてはIF指示が有効である可能性が考えられている.そこで,未習熟課題への継続的介入におけるIF・EF指示の効果を検証した.〔対象と方法〕健常若年者55名を2群に分け,非利き手での投球課題に対してIF・EF指示を用いた14日間の介入を行った.〔結果〕両群の球速変化に交互作用はなく,時間の主効果が認められた.また,対象者全体の球速に有意な向上が認められた.〔結語〕IF指示はEF指示と同等に効果的であったため,未習熟課題の継続的介入において,EF指示だけでなくIF指示も有効である可能性が考えられる.