2021 年 36 巻 1 号 p. 59-65
〔目的〕学生の就職活動状況および就職先を選択する際の条件を把握することを目的とした.〔対象と方法〕2018-2019年度に東北文化学園大学の理学療法士養成課程に在籍した4年次生133名のうち,研究同意の得られた104名に就職活動についてのアンケート調査を実施した.〔結果〕104名のうち102名が就職を希望し,うち100名は医療機関から内定を得た.関東地方の事業所から内定を得た学生28名のうち,7名は将来的に地元へ戻ることを希望していた.施設選択時には,給与,福利厚生,職場の人間関係の順で重要視していた.〔結語〕学生は卒後すぐの就職先には医療機関を希望し,給与や職場の人間関係を重視して就職活動をしていることが明らかとなった.