理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
外来心臓リハビリテーション参加中にレジスタンストレーニング非実施となる高齢者の特徴
岩室 樹鈴木 啓介黒澤 和生
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 36 巻 2 号 p. 253-258

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抄録

〔目的〕外来心臓リハビリテーション(外来心リハ)に参加している高齢者がレジスタンストレーニング非実施となる特徴を明らかにする.〔対象と方法〕外来心リハ患者24名(平均年齢78.9 ± 7.8歳)に対し,健康関連QOLや自己効力感に関する質問紙を実施した.毎回レジスタンストレーニングを行う実施群(11名)と行わない非実施群(13名)に分け検討した.〔結果〕非実施群は実施群に比べ,SF-36サマリースコアの身体的側面(PCS)が有意に低く,役割/社会的側面(RCS)が有意に高かった.〔結語〕外来心リハ時に身体的,社会的な側面の評価を行い,レジスタンストレーニングを定着させる介入を検討することが必要である.

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© 2021 by the Society of Physical Therapy Science

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