2021 年 36 巻 3 号 p. 397-402
〔目的〕足関節サポーターの装着が片脚着地動作時の下肢関節に及ぼす影響について明らかにすることである.〔対象と方法〕対象は健常成人男性9名とした.課題動作は,30 cm台から右下肢での片脚着地とした.被験者の右足関節にはサポーターを装着した.着地方向は,前後左右の4方向とした.使用機器は,三次元動作解析装置および床反力計とした.解析は,着地脚の下肢関節角度,下肢関節モーメント,下肢関節パワーのピーク値を算出した.〔結果〕サポーターを装着した場合,すべての着地方向において足関節パワーが有意に減少し,前方および右側着地において膝関節パワーが有意に増加した.〔結語〕足関節サポーターの装着は,着地動作における足関節への負荷を減少させることができるが,衝撃吸収を膝関節が補っている可能性が示唆された.