理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
臥床による身体不活動が体性感覚機能に与える影響の調査
袴田 友樹千鳥 司浩
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 36 巻 4 号 p. 573-577

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抄録

〔目的〕臥床による身体不活動が,体性感覚機能の指標である足底の2点識別覚や足関節位置覚に与える影響を経時的に調査した.〔対象と方法〕安静臥床が指示された脊椎圧迫骨折患者8名を対象とした.測定項目は足底における2点識別覚,足関節位置覚であり,測定時期は臥床開始,臥床終了,介入後とした.〔結果〕足底の2点識別覚は,臥床開始と比べて臥床終了,臥床開始と比べて介入後において低下した.一方,足関節位置覚においては変化が生じなかった.〔結語〕臥床による身体不活動によって足底の2点識別覚閾値が増加したことから,2点識別覚が低下したことが示唆された.さらに2点識別覚が低下した影響は,理学療法介入が開始された後でも残存した.

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© 2021 by the Society of Physical Therapy Science

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