2022 年 37 巻 1 号 p. 1-7
〔目的〕Knowledge Translation(KT)プログラムが,評価指標の使用頻度を高める効果があるか,その効果は持続性があるかについて検討する.〔対象と方法〕対象は地域理学療法実践者17 名とし,6種類の評価指標に関する資料の配布およびe-メールによるコミュニケーションを用いた介入を12週間実施した.介入前後および介入終了3ヵ月後の評価指標の使用頻度を調査した.〔結果〕介入直後,老研式活動能力指標など5種類の評価指標の使用頻度が有意に高まった.介入終了直後に普及を図った6種類の評価指標の使用が増えた13名のうち,9名は介入終了3ヵ月後も評価指標の持続的な使用を認めた.〔結語〕本KTプログラムには,評価指標の使用を促す効果が認められ,さらに持続効果があることも示唆された.