2022 年 37 巻 2 号 p. 185-190
〔目的〕在宅療養中の心疾患患者を対象に,科学技術振興機構(JST)版活動能力指標を用いて高次生活機能を評価し,JST版活動能力指標に身体特性が関係するのか明らかにすることを目的に検証することとした.〔対象と方法〕在宅療養中の心疾患患者26名を対象に,JST版活動能力指標,心機能,握力,膝伸展筋力,歩行能力を評価した.〔結果〕心疾患患者のJST版活動能力指標では,下位尺度での社会参加の点数が最も低値であった.また,JST版活動能力指標との相関分析では,握力(r=0.514,p<0.05)と膝伸展筋力(r=0.501,p<0.05)に有意な正の相関関係が認められたが,心機能,歩行能力には相関関係が認められなかった.〔結語〕在宅療養中の心疾患患者の高次生活機能には,四肢筋力が関係する.