2022 年 37 巻 2 号 p. 191-195
〔目的〕保存期内側型変形性膝関節症患者の足部機能・形態が日本版変形性膝関節症患者機能評価表(JKOM)に及ぼす影響を明らかにすること.〔対象と方法〕対象者は,内側型変形性膝関節症患者19名(年齢:68.8 ± 6.9歳)の年齢,Body Mass Index,JKOM,Visual Analog Scale(VAS),Kellgren-Lawrence分類,舟状骨沈降度(NDT),足趾把持筋力,足関節底屈・背屈可動域,膝伸展筋力,膝伸展・屈曲可動域,歩行速度を測定し相関分析を行った.その後関連のあった指標を説明変数,JKOM総得点を従属変数とし,重回帰分析を行った.〔結果〕JKOM総得点と有意な関連があったのは,VASとNDTであった.重回帰分析では,VASの標準偏回帰係数はβ=0.46,NDTはβ=0.40であった.〔結語〕内側型変形性膝関節症患者のVASとNDTはJKOMに影響を与えており,JKOMを評価するうえで足部機能・形態を考慮する必要がある.