2022 年 37 巻 2 号 p. 247-253
〔目的〕バネ式クランプ器具を用いた下腿回旋可動域(ROM)測定の信頼性を検証し,他動および自動ROMの特徴と左右差を検討した.〔対象と方法〕健常青年30名(女性15名,平均年齢20.4歳)の両下肢を対象とした.ROMは腹臥位で大腿骨内外側上顆と内外果の2つの器具の画像から測定した.〔結果〕他動ROMの検者内信頼性ICC(1,1)は外旋が0.96,内旋が0.93であった.他動外旋は自動ROMより有意に大きかったが,内旋では差がなかった.対象者の87%は,外旋もしくは内旋に5°以上の左右差を有していた.〔結語〕今回の腹臥位における測定方法において,下腿回旋ROMは個人差が大きいことが認められた.