2022 年 37 巻 2 号 p. 237-245
〔目的〕通所リハビリテーション(デイケア)利用者の入浴状況に関連する各種要因について調査を行った.〔対象と方法〕デイケア2施設の利用者102名(男性35名,女性67名,平均年齢82.1 ± 7.2歳)とした.データ収集は調査票を用いて行い,研究対象者の入浴状況から,自宅入浴群,デイケア入浴群,併用群の3群に分類し統計処理を行った.〔結果〕デイケア入浴群は移動能力,入浴関連ADL遂行能力が低い傾向にあった.また,下半身着衣,浴室内移動,移乗,洗体,浴槽出入りの5項目が入浴状況に影響を与えることが示唆された.〔結語〕入浴行為別では,遂行能力の高さが必ずしも自宅での入浴実現に寄与しないことが示唆された.