2024 年 39 巻 2 号 p. 72-78
〔目的〕地域在住要介護高齢者の転倒・転落状況,および転倒・転落時の傷害の関係性について検証すること.〔対象と方法〕対象は通所リハビリテーション利用者のうち,転倒・転落した68名とした.調査方法は,転倒・転落事故状況調査票から年齢,性別,介護度,転倒・転落日,期間中の転倒・転落回数,転倒・転落場所(居室,浴室,屋外等),転倒・転落による傷害内容(骨折,打撲等),転倒・転落時の移動形態,主要疾患などを抽出した.〔結果〕転倒・転落時傷害と関連する因子として,男性,独歩,転倒場所廊下などが挙げられた.〔結語〕転倒・転落場所は寝室,廊下がおよそ4割を占め,およそ6割が転倒・転落時に何らかの傷害を有していた.さらに転倒・転落時の傷害の関連要因として,男性,独歩,転倒場所が廊下であることがわかった.