2024 年 39 巻 3 号 p. 145-151
〔目的〕チーム基盤型学習(TBL)が理学療法学生の自己主導型学習準備性(SDLR)に与える影響を検証すること.〔対象と方法〕対象は理学療法士養成校の3年生71名.講義4回を1クールとし,1クール目に通常講義,2クール目にTBL講義を実施した.1クール目の前に1回目,その後1クール後に2回目,2クール後に3回目のSDLRの調査を行った.〔結果〕1回目は183.9 ± 21.7,通常講義後は190.8 ± 24.9,TBL後は194.4 ± 25.6とどちらの講義もSDLRSが向上し,TBL後,通常講義,それぞれ向上する下位尺度が異なる結果であった.〔結語〕TBLが学生のSDLRを向上させることが示唆された.一方で,通常講義の方が向上した下位尺度もあり,TBLが全てのSDLRを向上させる手法でないことが示唆された.