2024 年 39 巻 3 号 p. 152-156
〔目的〕リュック背側所持・腹側所持および重量の相違が立位足圧中心動揺と体幹筋活動に与える影響を調査した.〔対象と方法〕対象は若年成人男性25名とした.無所持,体重5%および10%重量のリュックを腹側で所持する条件,体重5%および10%重量のリュックを背側で所持する条件の5条件とした.各条件における総軌跡長と上部・下部腹直筋,外腹斜筋,脊柱起立筋の筋活動を評価した.〔結果〕腰部脊柱起立筋の筋活動は,腹側所持5%および10%重量において無所持および背側所持条件と比較して有意に高値を示した(p<0.01).〔結語〕リュック腹側所持条件は無所持および背側所持条件よりも脊柱起立筋の負担増加をもたらすることが明らかとなり,腰背部筋張力発生に伴う腰部の負担増加につながる可能性が示唆された.