2025 年 40 巻 1 号 p. 20-26
〔目的〕入院時訪問指導がActivities of Daily Living(ADL)に与える影響を検証することである.〔対象と方法〕回復期病棟に運動器疾患により入棟し自宅退院した124名を対象とした.入棟時運動Functional Independence Measure(FIM)合計の52点未満(下位層)と52点以上(上位層)による層別し,入院時訪問指導実施群(実施群)と非実施群に群分け解析を行った.加えて,リハビリスタッフに入院時訪問指導のアンケートを行った.〔結果〕実施群は非実施群と比較し,下位層でFIM effectivenessと清拭,階段,上位層で運動FIM効率と清拭,浴槽移乗が有意に高値だった.リハビリスタッフは「目標設定や日々の練習に活かせた」と93.9%が回答した.〔結語〕入院時訪問指導はFIM向上に寄与すると考えられた.