2025 年 40 巻 2 号 p. 86-93
〔目的〕超音波を用いて浅指屈筋の筋断面積と筋輝度を測定し,その信頼性を検討した.〔対象と方法〕肘に既往のない成人10名を対象とし,級内相関係数(ICC)で信頼性を検討し,最小可検変化量の95%信頼区間(MDC95)を算出した.〔結果〕ICCは全ての測定において0.77以上であった.MDC95は,検者内日内測定において筋断面積および筋輝度はそれぞれ滑車高位で15.8 mm2と7.5,鈎状突起高位で8.3 mm2と9.9であった.検者内日間測定は滑車高位で16.1 mm2と17.2,鈎状突起高位で16.9 mm2と17.5であった.検者間測定は滑車高位で14.4 mm2と13.3,鈎状突起高位で12.5 mm2と10.8であった.〔結語〕本研究の結果から,超音波を用いて浅指屈筋の量的,質的評価が可能と考える.